タンゴを踊る時に一番最初に重要な事が
「立つ」である。
自分自身がどのように立ってるか?
一人で立った時点で緊張しいだと、
スムーズな動きを得られなっかたり
心地よいアブラッソ(抱擁)を相手に提供することは難しいでしょう。
軍隊様式みたいに筋肉を緊張させたり
子供の頃の体育の時間で習った「気をつけい」
(今気がついたのだが、授業の最初の挨拶「気をつけ、礼」は
身体の事ではなく気のことを言ってたのですね。)
で全身を緊張させることではなく。ゆったり呼吸をし、自分の重さを大地に返す。
その重さによって足の裏で大地を感じ、大地から帰ってくるエネルギーが足の裏を通り、
お腹(丹田)を通り、鳩尾、背中、肩甲骨、首、頭とエネルギーが通る道を感じる。
僕は気とは自分の中から発する物だが、外からもらうエネルギーが身体を通ることによってうまれるものじゃないかと考えてます。
立つ事は力じゃなくエネルギーで立つ。エネルギーの通り道が筋肉や関節ではないかな。
使うのではなく、使われる。そこには力みが存在しない。
足の裏はこんなに重い私たちを支えてるのに
芳醇な柔らかさをいつも持っている。
また 「立つ」ことは動かない事ではない。
人はいつも揺れて動いている。
自分自身も血液を全身に送る運動をいつもしている。
そのエネルギーが自分自身の重さを大地に捧げ帰ってくる恩恵じゃないか。
呼吸はその大地からのエネルギーをより増幅させる。間接や筋肉が触媒となり
その人のもっている真の力を引き出す。
二本足で「立つ」は私たち人が人としての発展、成長を大きくした源ではないでしょうか。
そこから様々な偉大なる文明や発明は歴史を振り返れば、文明の利器に囲まれている今有る自分の生活をみてもすぐに発見できる。
これを書いてるパソコンも、皆さんに伝えてる字もそうだ!
「立つ」事は寝てる以外はそうです。
(座る事も立つ事だと思います。これはまた書きますね)
立ってます。もし立つ事が自分自身のエネルギーの源と考えるとどんな物よりも安価でいつでも自分を生き生きさせることができるではないでしょうか。
立つ事は止まる事ではなく、
自分の重さを大地に落としそこからもらうエネルギーで人として活動するとても凄いことです。
「立つ」エクササイズ(5分程度)
1.リラックスできる環境に素足で立つ。
(床は自然の木の床、または外で自然の大地(砂や芝生)がよりいいでしょう)
2.足の幅は肩幅と同じくらいに。
3.軽く目をつぶり、息を吐く。そのときに自分の身、重さを足の裏に返す。
4.関節は動くままに、正しい姿勢をつくろうとしない。身を任せる
5.自分の動きを感じる。楽しむ。
6.緊張や筋肉の痛みは意識的に呼吸をしてみるとなくなります。
7.その身体の揺れを意図的に大きくしてみましょう。
8.身体の柔らかさを感じましょう
9.自分の緊張を発見しましょう。
10.発見をノートしてみると
自分自身の言葉がうまれてきます。(創造的な活動)
ここから 「動き」、そして「歩き」がうまれます。
「立つ」も動きなのかもしれません。
静止をかんじるのは ヨガの3点倒立です。
全てが一つに止まっています。それは卵が立つかのようです。
GYU
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